２０１１年度歳入が１０兆元超過はほぼ定まる

　年末になると、歳入と歳出は注目される。今
年の歳入が１０兆元を超えるのはほぼ定まった。

　１～１０月の歳入は９兆８５１億６８００万元で、前年度８兆３０００億元の歳入総額を
上回った。最後の２ヶ月の歳入が前年同期と肩並びであっても、年度歳入は１０兆元
大台を突破し、史上最高を刷新するに違いない。看護師 求人中国財政部は、１１月、１２月の歳入
がやや減速すると想定する。今年９月の歳入が１７．３％、１０月は１６．９％拡大した
ことで、１１月、１２月の歳入が１０％以上拡大する見通しとなった。

　ここ十年間で、中国の歳入は急拡大してきた。０２年度は１兆８０００億元だけで、１
０年度は８兆元大台を突破した。歳入の急増は、おせちストラクチャード減税の基盤を築き
上げている。年初来で、中国では目白押しで実行されている減税措置は、中小企業と
低所得者の負担軽減につながった。

　今年は、度合いが大きく、広く関連する税制改革が実行されているとして、「税制改
革の年」とも呼ばれる。上海、重慶などでは討議に討議を重ねた不動産税が試験的
に導入され、全国的には資源税が繰り広げられ、結婚相談所上海では営業税の代わりに付加価
値税が導入されている。一連の「難しい」とされる税制改革はともに今年にスタートし
た。

　多大な歳入の使用も注目の焦点になっている。中国の各クラス政府が二ヶ月近くに
３兆５０００億元をばら撒いたとの報道があった。年末になるとお金をばら撒く行為は
世間から非難されているが、３兆５０００億元との額は事実ではない。１１年度の全国
１０兆２２０億元の予算支出と１～１０月の合計７兆７５５９億６０００万元の財政支出で
試算すれば、１１月、TOEIC１２月の支出は２兆２６６０億４０００万元になる。

　実際、年末になると財政支出が集中的に行われるのは正常だ。中国の予算組み体
制による結果だ。予算年度は西暦１月１日から１２月３１日までの暦年制が採用され
るが、予算を審査する全国人民代表大会（不動産投資）は毎年３月初めに開かれる。同制
度を実行されれば、年初の予算資金はいろいろな審査と手順を経て、下期に支払わ
れる。結果として、年度予算だが、年末までの三分の二の年度に支給されることにな
った。

　否定できないのは、予算組みの科学性、適正性を欠くため、中国の歳出は随意性
が濃厚な点だ。国務院常務会議は、改正後の「中華人民共和国予算法改正案（草
案）」をウォーターサーバー全人代常務委に付議する案を採択した。つまり、中国予算改革が始まることに
なる。

　年に一回の次年度マクロ政策基調を定める中央経済会議が開催間近だ。来年、中
国では相変わらず積極的な財政政策が実行され、歳出は保障住宅（中低所得者向
け住宅）、三農（農業、農村、農民）、民生、戦略的産業を重点とすると見られる。１２
年は、ストラクチャード減税はキーワードで、積極的かつ控え目に付加価値税、資源
税、不動産税などの改革も行われ、間接税中心の中国課税体制が改正されると見ら
れる。