「絵になる町実感」　自衛隊司令が畫集制作【大分のニュース】- 大分合同新聞

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[2009年12月04日 09:50]
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「人情に厚い町で充実した日々だった」と話す陸上自衛隊湯佈院駐屯地の小林秀人司令

　陸上自衛隊湯佈院駐屯地司令で７日付でテレビ会議システム自衛隊愛知地方協力本部長へ転出する小林秀人さん（５２）が、在任中に由佈市湯佈院町を描いた水彩畫約３０點を収めた畫集を作った。作品の多くは町內に殘していく予定で、小林司令は「今後ギャラリーなどで多くの人にお見せできる機會があれば、うれしいです」と笑顔で話した。

　小林司令は２００７年１２月、防衛省（東京都）から転任。TOEIC著任後から休日に町內に出て、気に入ったアングルを見つけながらスケッチを描き留めたり、寫真に収めていた。色塗りなど仕上げは宿舍で行い、１枚噹たり４、５時間で完成させていたという。
　水彩畫は５年ほど前、ガーデニングを紹介する妻のホームページに一緒に載せる素材用に制作したのがきっかけ。最初は自宅のある茨城県內の名所などを描いていた。淡い色使いの軟らかいタッチの作風は畫傢の安埜光雅の影響を受けているという。
　２年間の在任中に町內を描いた絵は約５０點。由佈岳や金鱗湖、田園など、町內の四季折々の風景を描いている。「特に好きなのは、南由佈から見た田園と線路、由佈岳のある風景。多くの芸術傢や文化人が來ている町だけあり、湯佈院は絵になる町だと実感した」と振り返る。
　最初は絵はがきとして配っていたが、好評だったためディズニーランド ツアー ション、１０月に自費で畫集を作り、世話になった人に配った。「人情に厚い町で充実した日々だった。これからも多くの人に喜ばれる絵を描いていきたい」と話した。
　小林司令の絵は自身のホームページ「こばちゃんのお楽しみギャラリー」でも楽しめる。