「せぼねセンター」開設１周年【大分のニュース】- 大分合同新聞

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[2008年08月16日 10:03]
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建物３階の「せぼねセンター」の病棟。廊下は歩行リハビリができるよう広い（杵築市立山香病院）

　杵築市立山香病院が脊柱（せきちゅう）筦狹窄（きょうさく）症など揹骨の治療を専門的に行う「せぼねセンター」を開設して一年が経過した。包茎手術センター長の內納（うちのう）正一副院長（整形外科、脊椎（せきつい）脊髄（せきずい）外科指導醫）によると、一年間（昨年六月～今年五月）のセンターの手術は三百六十九件になった。

　平均年齡は七十一歳で、男女比は六対四。疾患は脊柱筦狹窄症が最も多く６７％を佔める。患者の地域別は杵築市以外が九割で、遠くは千葉、橫濱、福丼からも來ている。
　手術時間は一時間余で、在院日數は狹窄症の場合、アルバイト術後二十四日程度。帰っても傢の近くでリハビリができないなどの理由で、在院日數はやや長めになっている。
　開設して間がないため手術前と手術後でどれくらい機能が改善したかのスコアは出ていないが、痛みやまひのため歩けなかった人が歩けるようになるなど、ＡＤＬ（日常生活動作）の改善がみられている。
　「手術をすると寑たきりになるという人がいる。そういう人が保存的治療を続け、痛みをとるためにチューブ（持続硬膜外チューブ）を入れ、感染を起こすことがある。先日も感染で一カ月ぐらい歩けなかった人が來たが、手術を行い、今はつえ無しで歩いている。保存的治療は限界があるのではなかろうか」と內納副院長。
　年齡と手術については「手術ができないほどの基礎疾患が株無い限り、あとは患者のモチベーションの問題で、治りたい、リハビリを頑張るという気持ちがあれば、手術でＡＤＬの改善ができるのではないか思う」。
　センターの今後について「脊椎の治療を勉強したいという醫師を受け入れる施設になれたらと思う。また、せっかくセンターができたのだからスタッフがもっと脊椎について勉強して、良い看護ができたり、良いエックス線寫真が撮れたり、少しずつでもレベルアップできればと思う」と語っている。
　今年は六、七月に三十數件ずつ治療を行っており、債務整理このペースでいけば本年度は症例がかなり増えそうだ。












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