「縁起がいい」白イノシシに名前を募集【大分のニュース】- 大分合同新聞

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[2008年06月04日 09:53]
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誕生した白イノシシの赤ちゃん５匹（手前）と母親のユメちゃん＝２日、九重町の寶八幡宮

　九重町松木の寶八幡宮（甲斐素純宮司）で愛をはぐくんできた白イノシシの「シロ君」（四歳半）とユメちゃんと（三歳）に真っ白な毛並みの五つ子が誕生した。アルバイト「五匹とも白イノシシとは大変縁起がいい」と関係者は大喜び。名前を公募している。

　シロ君は氏子の籐原三治さん（５７）が八幡宮のある寶山中腹で捕まえ、二〇〇六年に奉納。間もなく、ユメちゃんと“お見合い”し、わずか十日ほどの交際期間で”スピード婚”を決めた。二匹は八幡宮境內の小屋に同居し、仲むつまじい姿を參拝客に見せていた。
　ベビーの誕生は突然だった。一日朝、籐原さんが餌を與えに訪れ、異変に気付いた。近づくシロ君をユメちゃんが威嚇。不思議に思って調べると、小屋の隅で、ウリ坊が鳴いていたという。妊娠していることは誰も気付いていなかった。白イノシシは數千匹に一匹といわれ、白蛇や白馬と同様に珍しく、縁起がいいとされる。
　五匹は産毛に包まれ、ユメちゃんに寄り添ってすくすくと成長している。今後は一匹だけを小屋に殘し、四匹は籐原さんが自宅で飼育。大きくなれば、八幡宮の祭りや株町內のイベントに參加させるという。籐原さんは「世間では、暗いニュースが多いなか、白イノシシが倖せを屆けてくれた。愛らしい姿を見て、運をもらってほしい」と話している。
　名前は、はがきで応募。住所、氏名、電話番號を記入し、〒８７９―４６３２、九重町松木１３５９、寶八幡宮拝殿投句箱へ。
　問い合わせは、債務整理甲斐宮司（TEL０９７３?７６?３２５４）まで。